2022.09.23

代表近藤の実践経営 No.1 キャッシュ・フロー経営の重要性

かなで総合会計、代表税理士の近藤です。日々多くの顧問先様と可能な限り様々なお話をさせて頂いております。

税務・労務・経営・事業・保険・金融・助成金・補助金等その話題は尽きることが無く、むしろ内容は日々増えている様に感じます。このブログでは顧問先様の事業が発展し、成功して欲しいという一心から、私が皆様にとって事業経営に有用であると思う事柄を発信していこうと思います。

現状様々な業種でコロナ禍の本格的な影響が出てきているな、と日々顧問先様の試算表を見ていて思います。飲食業界でも時短給付金等の支給が無くなり状況が厳しくなってきました。こんな時に間違いなく一番のリスクヘッジになるのが資金を多く保有している事です。コロナ融資で資金を確保した方も多いですが、状況を見て返済はせずにそのまま会社で保有する事をお勧めしています。今このコロナ禍において会社の資金を浪費する余裕は中小企業には有りません。

会社が倒産するときはいつなのでしょうか?売上が無くなった時でも、主要取引先が倒産した時でも、幹部が辞めてしまった時でもありません。会社が倒産するのは、会社に資金が無くなってしまった時です。かつて無い程業績が悪くなっても1年分の売上高に相当する資金が会社にあったらどうでしょうか?恐らく倒産するまでに会社を立て直すことが出来ると思います。まず資金を多く持つこと、そして財務体質を良くすることは経営における最大のリスクヘッジなのだ、と確信しています。