2022.10.20

代表近藤の実践経営 No.2 生き残りをかけた適応能力

まだまだコロナ禍における厳しい状況が続いているなと感じます。業種によっては時代の変化とコロナ禍の影響により、売上が大幅に減少している方もいます。残念ながら日本では内需の減少が避けられないことから、生き残りを掛けた市場の競争に突入しています。つまり今までの既存事業のやり方のまま、チャレンジも投資もしないということでは、市場からの撤退を余儀なくされるということです。

こういった話でよく例に出されるのがダーウィンの進化論「唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」という言葉です。経営に置き換えると、「事業が続いていく秘訣は、事業環境に適合し変化すること」です。この理屈は理解できるのですが、実際の事業を市場の変化を読み取って変化させていくこと、新たに事業を構築していくことは極めて難しいと日々感じています。親の代から30年以上同じ事業をコツコツ技術を積上げてやってきた職人気質の会社が、では変化してくださいと言われてもなかなか難しいのが現実です。更にDX化やアプリケーションの開発等により、事業環境の変化するスピードが更に加速していると感じます。

SMCグループ代表の曽根先生の本で好きな言葉があります。「打つ手は無限」という言葉です。まず大切なのは絶対に諦めないこと。経営において意思決定をする選択肢は無限にあります。そして事業の成功のカギとなるのがまず業界の先駆者の真似をする事です。事業を急速に伸ばされている方を見てみると、他人からの情報やノウハウの取り入れ方が早く、そして迷いがありません。真似をすることから始めて、自分なりの形に事業を変化させていきます。

今すぐにでも進んで情報を取りに行くこと、情報のある場所に飛び込むこと、素直に事業に取り入れて素早くチャレンジすること、そしてトライアンドエラーを繰り返して環境に適合する事が中小企業の生き残る道ではないでしょうか。